神経芽細胞腫とは?

これから体の神経になるはずの神経芽細胞が成長の途中で異常増殖してしまう悪性腫瘍で、子供のがんの中では白血病脳腫瘍に次いで発症率が高くなっています。約5000人に1人が発症するとされ、日本では1年間に約200人がこのがんと診断されています。

1歳未満ならほとんどが治癒します

神経芽細胞腫の症状
子供の服を着替えさせるときや入浴させるときなどに、お腹の上部、首にしこりや異常な膨らみに気づくことが多いとされています。しこりや膨らみの他には症状がないことがありますが、他のがんと同じように食欲不振や嘔吐、不機嫌、腹痛、発熱なども現れます。

神経芽細胞腫の検査
神経細胞が分泌しているカテコールアミン類(アドレナリンやドーパミンなど)が尿中にどれくらい含まれているかを尿検査によって調べます。日本では、早期発見のためのスクリーニング(集団検診)にも、この検査が使われており、全国の自治体では、生後約6ヶ月の乳児に尿検査試験紙を配っていました。

しかし、集団検診を導入後の発見数(約2倍に増加)と比較して、病気の進行した患児数や死亡数は減少しなかったり、1歳未満ではがんが自然消滅することも多く、必要でない治療を受けて体に負担をかけるという結論にいたり、数年前より集団検診は中止にいたりました。

神経芽細胞腫が疑われる場合には、血液検査、CT、MRIによってがんの広がりを調べる検査を行います。また、腹部の超音波(エコー)診断も行います。

神経芽細胞腫の治療
スクリーニングで発見された場合や、1歳未満で診断された場合では、がん細胞のDNAに、がん遺伝子の増幅活性が見られない特徴があって、性質がおとなしく、転移があっても80%以上に治癒が期待できます。自然に治ることもあって、あまり強い治療をしないのが普通です。

しかし、2歳以上の幼児にできるものは、がんの広がりが早いため、強力な化学療法や造血幹細胞移植が必要になります。

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