小児脳腫瘍とは?

小児に発生する脳腫瘍は、小児のがんの中では白血病に次いで2番目に多くなっています。脳のどの部分にできるかで多少症状は異なってきます。5〜10歳くらいまでの発症が多く、脳腫瘍には良性と悪性のものがありますが、小児の場合は約75%が悪性とされています。

小脳、脳幹、第四脳室が好発部位です

悪性の脳腫瘍を種類別にみると、成人の脳腫瘍と同じく神経膠腫(グリオーマ)の発症率が高くなっています。これは、脳をつくっている2種類の細胞(神経細胞とグリア細胞)のうち、グリア細胞ががん化するものです。

神経膠腫に次いで多いのが髄芽腫で、その後に胚細胞腫瘍、頭蓋咽頭腫が続きます。これらのうち頭蓋咽頭腫は本来良性ですが、放置されると悪性化して、周囲の組織に浸潤するようになります。

小児脳腫瘍の症状
元気がなくなり不機嫌になるとともに、哺乳力や食欲の低下、嘔吐、歩行の際のふらつきなどの症状が現れます。これらはほかの病気でも現れる症状ですが、小児の脳腫瘍の場合は、それらに加えて、頭囲が大きくなるのが特徴です。斜視や視力障害が現れる場合もあります。

大人の脳腫瘍では頭痛が典型的な症状ですが、小児は頭痛を訴えることは比較的少ないので、元気がなく、体重減少などがみられるときは、一度検査を受けてみることが大切です。

小児脳腫瘍の検査
CT(コンピューター断層撮像法)およびMRI(核磁気共鳴断層撮像法)によって、高い精度で診断ですることができます。最近では、CTやMRIを改良したヘリカルCTやMRAによる血管造影もできます。

小児脳腫瘍の治療
治療は手術が主ですが、部位や範囲によって全摘出が困難な場合もあり、放射線治療との併用もあります。小児に好発する脳腫瘍にはいくつかの典型的なものがありますが、できる部位や種類によって、予後のよし悪しがかなり違います。

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