小児白血病とは?

小児のがんで最も多いのが血液のがんといわれるこの白血病です。原因不明のまま血液中に白血病細胞が発生するもので、その白血病細胞の種類により、骨髄性白血病やリンパ性白血病などに分かれます。3、4歳時での発症が多く、そのほとんどが急性リンパ性白血病です。
このような白血病細胞が骨髄の中で増殖すると、正常な血液細胞ができにくくなり、貧血や出血などをはじめとして身体のさまざまな臓器を障害します。

ちょっとしたことで疲れを訴えます

小児白血病の症状
何をしても疲れやすく、顔色が青白くなります。手足の痛みを訴えることもあります。病原菌に対する抵抗力が弱まるため、発熱もみられます。大きな衝撃を受けないのに、鼻出血や皮下出血が多くなり、血が止まりにくくなります。

小児白血病の検査と診断
まず血液検査を行います。この検査によって白血球数が通常よりはるかに増え、また血小板数が減少していれば、白血病の疑いが濃厚になります。
しかし、これだけでは、似たような症状を示すほかの病気(再生不良貧血など)があるため、確定診断がつきません。

確定診断を下すには「骨髄穿刺」を行います。これは、麻酔をかけた上で骨髄に特殊な注射針を刺し、微量の組織を抜き取って顕微鏡で詳しく観察するものです。この検査によって、骨髄で異常な白血球が増殖していることがわかれば、白血病であることが判明します。

子供の場合は、脳脊髄液に、未分化の芽球細胞が入り込むことがあります。そこで腰痛穿刺を行い監視を続けます。がん化した細胞が、骨髄からリンパ節そのほかの組織に転移しているかどうかを調べるためには、超音波診断、CTなどを用いた画像診断を行います。

小児白血病の治療
いろいろな薬剤を組み合わせる化学療法が中心となります。現在では治癒率が高くなっていますが、それでも抗悪性腫瘍薬では治らないケースがあります。そのような患者に対しては、造血幹細胞移植という方法が適応されます。骨髄移植などが、それにあたります。

骨髄移植には、型(ヒト白血球腫瘍適合性抗原)が一致するドナーからの移植と、患者本人の骨髄を用いる方法があります。最近では、産後の臍帯血(さいたいけつ)の細胞を移植する方法も認知されてきました。

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