鼻腔・副鼻腔がんとは?

鼻腔はいわゆる鼻の孔で、ここにがんができることは、あまりありません。できるとすれば皮膚がんの一種である悪性黒色腫悪性リンパ腫などです。
鼻のがんのほとんどは、鼻腔の奥にある4対の空洞である副鼻腔にできます。なかでも、この空洞の1つの上顎洞にできるがんが、90%を占めています。

鼻血や鼻づまりなどの症状がみられます

上顎洞がんの危険因子に、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)があります。慢性副鼻腔炎で、副鼻腔の粘膜が常に炎症を起こしていると、綿毛をもった粘膜が扁平上皮という組織に変化して、やがて何らかの刺激でがん化すると考えられています。

鼻腔・副鼻腔がんの症状
初期には自覚症状はほとんどありませんが、進行するに従って、鼻血や鼻づまりなどの症状が現れてきます。鼻血は微量なので、鼻をかんだときに、血が混じっている程度です。
上顎洞がんは、ほとんどが鼻の片側にできるため、鼻づまりも、いつも決まった側だけに起きます。副鼻腔炎でも鼻は詰まりますが、この場合は左右交互に詰まります。

そのほか、がんが進行した方向によって、多様な症状が現れます。下方に進行したときは、歯が痛んだり、歯がぐらぐらするなど、歯に影響が出ます。
前方に進行したときは、頬の腫れが現れます。上方に向かったときは、眼球が圧迫されて、物が二重に見えたり、目が突出するなどの異常が現れます。

行なわれる検査と判定
鼻腔がんが疑われる場合は、鼻鏡や内視鏡などで、鼻腔の状態を調べますが、これらでは副鼻腔は見えません。そのため、診断には画像検査が欠かせません。
一般には、まずX線検査で、病変やがんによって侵食された骨の有無などを調べます。X線検査だけで診断がつかないときは、より詳細に病状が調べられる、CT、MRI検査などが行われます。

確定診断には、細胞診が行われます。副鼻腔には自然孔と呼ばれる、鼻腔に通じる小さな穴が開いています。そこの細胞を器具で擦り取って調べる検査です。
それでも診断がつかない場合は、最終的には唇と歯茎の間を切開するなどして、組織の一部を切り取って調べる生検が行われます。

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