膣がんとは?

膣がんとは、膣に発生する稀ながんで、その頻度は女性性器がんの約1%を占めるにすぎません。膣の上部1/3の部位の後壁によく発生します。
膣がんには、扁平上皮細胞がん(扁平上皮がん)と腺がんの2種類があります。扁平上皮がんは通常60歳〜80歳の女性にみられます。腺がんは12歳〜30歳の女性に比較的よくみられます。

おりものに異常が現れます

膣壁は薄くて、周囲にリンパ管が多いため、がんの進行が早く、子宮や直腸、膀胱だけでなく血液やリンパ管を介して肺などにも転移します。

膣がんの症状
性交中やその後、月経期以外の時期、閉経後などに現れる不正出血と血の混じったのおりものが主な症状です。進行すると腰痛や下腹部痛をともないます。多くは子宮頸がんの疑いで、検査中に診断されます。

行なわれる検査と判定

  • コルポスコープ診
  • 細胞診
  • 組織検査
  • CT・MRI
  • S字結腸検査
  • 経静脈的尿路造影(IVP)
  • 胸部X線検査

膣がんの判定のポイント
まずコルポスコピー(膣拡大鏡)という器具を用いて膣内に何か異常な部分がないかを診て調べます。その際、生検のために綿棒やブラシで子宮頸部や膣の表面をこすって細胞を採取します。
次に内診して異常に触れる部分、つまり「しこり」の有無を調べます。
後に細胞診で異常な細胞が見つかった場合は、組織診といって組織の一部を採取し、顕微鏡でがん細胞があるか、どのような種類のがん細胞であるかを詳しく調べます。

がんが確認された場合は、膣以外の部分に転移していないかを調べるために、診察や経静脈的尿路造影(IVP)、膀胱鏡検査、S字結腸検査などを行って、ほかの臓器も調べます。
さらに肺に転移していないかどうかを調べる胸部X線検査なども必要となります。

膣がんの治療
膣は膀胱や肛門、神経や血管が近くにある部位なので、がんがどの程度広がっているかによって、治療法が異なります。膣の表層部にとどまっている場合は、部分切除を行ないます。
さらに進行している場合は、放射線療法や抗悪性腫瘍薬が用いられます。

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