シンチグラフィーとは?

シンチグラフィーとは、放射線を発するRI(放射性同位元素=ラジオアイソトープ)剤を投与した際に体から放出される放射線を、シンチカメラという機械でとらえ、コンピューター処理して画像化する検査とのことです。
RI検査、シンチグラム、核医学検査、アイソトープ検査とも呼ばれており、体内での放射線の強さや時間的な変化、分布の様子を調べ、各臓器の形の変化と動きを知るための検査です。

シンチカメラで放射線をとらえます

投与されるRIはγ(ガンマ)線など体内に入っても害のほとんどない放射性同位元素で、検査対象となる臓器に集まるような性質を持っています。このRIの分布状態から、臓器、組織の形態や機能を調べ、病変部発見の手がかりとすることができます。

シンチグラフィーで何がわかるのか?
RIの分布状態を観察することにより、甲状腺、肺、肝臓、副腎などの異常や全身の骨の状態、脳や心筋の血流状態について詳しい情報が得られます。
また、腫瘍やがん、副腎や甲状腺機能の検査、がんの骨への転移などを見る際にも行なわれる検査です。

シンチグラフィーはどのような検査か?
放射性物質を使うので、RI検査室という特別な部屋で検査を行ないます。
検査する臓器に適した放射性同位元素を静脈から注射し、しばらく時間(検査目的により異なる)をおいて、シンチカメラで体内に集まった放射線を測定します。
このデータをコンピューターで処理し、画像に映し出したり、高速写真で撮影したりします。
検査時間は対象部位により異なり、数十分から数時間以上かかることもあります。

検査を受けるときの注意

  • 撮影前には、金属製のボタン、留め金、装飾がついた衣類、アクセサリーは着脱して、検査着が用意されればそれに着替えましょう。
  • X線に比べて、放射線による被曝はほとんどありませんが、妊娠や妊娠している可能性のある人は、必ず医師に申し出てください。
  • 臓器によっては、検査前に運動負荷をかけたり、薬を飲んだりする場合もあります。
  • 検査前日あるいは検査の数時間前から食事制限が指示されることがあります。

検査結果の判定
すぐにわかります。異常があればその他の検査データと比較検討したうえで、診断が行なわれます。

異常があったらどうするか?
病変が確認された場合は、血液検査、内視鏡検査、超音波検査など他の検査と総合して診断が確定されます。
腫瘍などが疑われる場合、それががんであるかどうか組織の一部を採取して生検、細胞診を行なったり、腫瘍マーカー検査などを行ないます。
さらに詳しいシンチグラフィーとしては、X線CTのように臓器、器官の断面画像を得るSPECT(単光子放射断層撮影)、PET(陽電子放射断層撮影)などが行なわれる場合もあります。

異常な場合に疑われる病気
甲状腺機能亢進症、甲状腺腫瘍、肺がん、肝硬変、肝臓がん腎臓がん、副腎機能の異常、悪性リンパ腫、心筋梗塞、がんの骨転移など

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