腫瘍マーカー:CEAとは?

CEAは、大腸やすい臓、胆嚢、胃、肝臓など消化器系にできるがんがつくりだす糖たん白のひとつで、これらのがんを調べる時に測定します。CEAは、正常細胞でも少量つくられていますが、細胞ががん化すると血液中に多量に出現し、基準値の2倍以上になると、どこかにがんがあると推測されます。消化器系以外では子宮や卵巣、肺のがんでも高値を示します。

血便や便通異常を初発症状とする大腸がんのスクリーニングには、便潜血反応が行なわれていますが、最近ではこのCEAで測定する機会も増えています。

CEAの基準値
基準値は、ラジオイムノアッセイサンドウィッチ法では2.5ng/ml以下、ラジオイムノアッセイZ-ゲル法で5.0ng/ml以下ですが、高齢者や喫煙習慣のある人のおよそ5%は高値を示します。

異常値と疑われる病気
Z-ゲル法で10〜20ng/mlと中等度の上昇ならがんの存在が、さらに高値を示した場合はがんの転移が疑われます。CEAが高値というだけでは、どこのがんかはわかりませんが、ほとんどが大腸がん胃がんすい臓がんなどの消化器系のがんです。

異常値のときどうするか?
値が上昇している場合には、がんが疑われます。ただし、注意したいのは、がんの初期はにはCEA値の上昇がみられないことと、がん以外の疾患でも疑陽性を示す場合があるということです。特に糖尿病の患者、喫煙者では異常高値がみられます。

消化管では下部消化管X線検査(注腸X線検査)、大腸内視鏡検査、胃透視X線検査、胃内視鏡検査を、肝臓・胆嚢・すい臓関係では腹部超音波検査、CT検査を行ないます。
これらの検査で異常がない場合は、肺、甲状腺、乳腺、卵巣、子宮など、全身の検査を行ないます。

また、がんは進行性であり、CEAの高値ががんによる場合は上昇傾向を示すため、1〜2ヵ月後に再検査を行ないます。これで変動がなければ、高値でも心配ない場合もあります。

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