腫瘍マーカー:AFPとは?

AFPとは、胎児の血清中にみられるたん白の一種で、出生後は消滅しますが、肝臓がんになると増加します。GOT、GPTなどの血清化学検査とともに測定され、肝臓がんのスクリーニング(ふるいわけ)検査として用いられます。しかし、肝臓がんでもAFPが陽性にならないものもあります。
AFPが確認された肝臓がんでは、治療の効果があれば数値は下がるので、治療の経過観察や再発の発見に欠かせない検査となっています。

AFPの基準値
基準値は、多少変動はありますが、ラジオイムノアッセイ法で20mg/ml以下です。

異常値と疑われる病気
AFPの測定値は、肝臓がんの判定の目安になっています。
測定値が3000ng/ml以上なら95%、200〜3000ng/mlなら4分の3が原発性肝がんで、残りは肝炎、肝硬変、転移性肝がんとされています。
20〜200ng/mlの場合は、原発性肝がんの可能性は少ないといわれています。慢性肝疾患患者の経過観察中にAFPが上昇した場合は、がんの合併が疑われます。

異常値のときどうするか?
AFPの値は、急性肝炎や肝硬変の治癒期にも20ng/ml近くまで上昇する事があります。
したがって、これだけで診断することはありません。
その他の肝機能検査や、B型肝炎ウイルスの検査などを行なって肝臓の状態を調べ、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんなどを診断します。

次には腹部超音波検査やCT検査など、画像診断装置でさらに詳しい検査を行ないます。特に超音波検査は、肝機能に異常がある場合には欠かせない検査となっています。

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