腫瘍マーカー:フェリチンとは?

フェリチンとは、血液中に含まれるたんぱくの一種で、造血系の腫瘍(白血病、骨髄腫など)で陽性になる確率が高いのですが、肝臓がん、すい臓がん、大腸がんなど多くのがんでで高値を示すため、部位を限定することはできません。

また、フェリチンは組織中の鉄と結合しているたんぱくなので、鉄欠乏症貧血では減少します。
ほかの血液検査と組み合わせて、がんのスクリーニング(ふるいわけ)検査や病状判定、経過観察に利用されるほか、体内貯蔵鉄の状態を推定するためにも行なわれます。

フェリチンの基準値
基準値は、ラジオイムノアッセイ法で男性が16〜194ng/ml、女性が10〜80ng/mlです。健康な人でも男性の値は女性の3倍近くを示しますが、年齢とともに女性も男性の値に近づきます。

異常値と疑われる病気
フェリチンは、肝臓がんすい臓がん肺がん腎臓がん卵巣がんなど、多くのがんで高値を示します。したがってフェリチンが高値の時は、どこかは特定できませんが、がんが潜んでいる可能性があるという警告になります。

ただ、フェリチンは、がん以外に再生不良性貧血や肝炎、膵炎、膠原病などでも高値を示すことがあります。腫瘍マーカーとしてフェリチンを考えるときは、ほかの血液検査や診断の結果などを組み合わせ、これらの病気かどうかを鑑別する必要があります。

異常値のときどうするか?
その他の腫瘍マーカーや血液検査を組み合わせて、疑わしいがんを推測します。さらに超音波検査や各種のX線検査を用いて詳しく調べ、原因となる病気を見つけ出します。

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