舌がんとは?

舌がんは、舌の側縁から口腔底(舌と歯ぐきの間)にかけて多く発生するがんです。がん全体の割合からみると、頭頚部にできるがんは、その5%しか占めておらず、若い人には非常に稀ですが、舌がんだけは10歳代から70歳代のお年寄りまで、全ての年代で幅広く見られます。

舌がんの画像です

舌がんの原因としては喫煙、飲酒が関係しているといわれますが、歯並びの悪い歯、金歯、合わない入れ歯などが舌を刺激するなどの慢性的な刺激がより強い危険因子になると考えられています。
また、刺激の強い香辛料、酸味・アルカリ分の強いもの、高塩分の食品も、口腔内の粘膜を傷つける可能性があり、舌がんの原因となることがあります。

舌がんの症状と経過
舌がんは、病変に潰瘍ができるため、冷たい食べ物や辛いもの、酸味のあるものを食べると、しみることがあります。また、病変に歯や硬い食べ物が当たると、強い痛みを感じます。出血を伴ったり、口臭が強くなったりすることもあります。さらに進行すると、舌の動きが悪くなり、言語障害や摂食障害が起こるようになります。

行なわれる検査と判定

  • 視診・触診
  • 生検
  • MRI検査
  • CT検査

舌がんの判定のポイント
舌がんの診断は、専門医が視診で歯の当たりやすい側縁部や舌の裏側をよく観察して、できもの有無、表面がただれていないか、変色はないかなどを調べた後に、触診でしこりを調べれば、ほとんど診断がつきます。
確定診断には、組織の一部を切り取って組織検査を行います。
それでがん細胞が発見され、舌がんと診断がつけば、病変の根の深さや広がりの程度を正確に診断するために、CTやMRIなどの画像検査を行い、治療方針を検討します。

舌がんの治療の基本は、切除手術となります。首の周囲のリンパ節に転移が見られる場合は、リンパ節も一緒に切除します。現在は技術向上により、切除範囲をかなり小さくして、舌の機能を温存できるようになっています。通常は1〜2ヶ月入院して行なわれますが、2cm以下の小さながんでは外来でできる場合もあります。
また、がんが小さくてリンパ節転移のない早期では、放射線療法も可能です。

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