腫瘍マーカー:TPAとは?

TPA(組織ポリペプチド抗原)とは、体内の腫瘍組織に見られる特殊なたん白で、原発部位に関係なく、ほとんどすべてのがんで上昇がみられます。がんの補助診断、病気の進行や術後再発のモニターに役立ちますが、この検査だけでがんを早期発見したり、特定するには不十分です。
最近では、CEAAFPなどのほかの腫瘍マーカーと組み合わせて用いられるようになっています。
TPAは、白血病や肉腫に代表される非上皮性腫瘍ではほとんと上昇しません。

TPAの基準値
ラジオイムノアッセイ法では110U/ml以下が基準値の範囲です。

異常値と疑われる病気
胃がん大腸がん肝細胞がんすい臓がんなどの消化器系がんで高値になりますが、急性肝炎、慢性肝炎、胃潰瘍などの良性腫瘍でも高値を示すことが知られています。
例えば、胃がんや肝細胞がんでは3000U/ml以上の高値を示すことがありますが、急性肝炎でも2000U/ml以上を示した報告例もあります。

したがって、TPAだけでは、がんかそれ以外の病気かの区別はできません。
ただし、TPAはがん以外の病気なら一時的に高値を示しても、病気の経過とともに値が低下しますが、がんでは徐々に上昇します。これも病気別鑑別のポイントになります。

異常値のときどうするか?
TPAは、がん以外のさまざまな病気に高値を示すため、他の腫瘍マーカー血液検査と組み合わせて病気を診断することが大切です。
その次の段階として、肝臓や胆のう、すい臓の病気が疑われれば超音波検査、胃なら胃透視X線検査と胃内視鏡検査、大腸なら下部消化管X線検査と大腸内視鏡検査をおこない診断します。

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