ピロリ菌検査とは?

ピロリ菌はらせん状の形をしていて、胃の粘膜に住みついています。
胃の中に入ってきた最近は通常、胃酸によって殺菌されますが、ピロリ菌は持っている酵素によって、胃の中にある尿素をアンモニアに変え、アルカリ性のアンモニアで胃酸を中和して、胃酸の殺菌作用を逃れています。

ピロリ菌です

ピロリ菌は胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃がんの原因になるといわれています。
はっきりしているのは潰瘍の一因になることで、胃・十二指腸潰瘍を繰り返し再発する人に薬を投与してピロリ菌を退治すると、ほとんどの人は再発しなくなることが確認されています。
ただしピロリ菌が陽性でも潰瘍にならない人、陰性でも潰瘍になる人がいて、ピロリ菌だけが胃・十二指腸潰瘍の原因とはいえません。ストレス、暴飲暴食、喫煙、体質などのほかの因子も深く関係していると考えられています。

ピロリ菌検査で何がわかるのか?
胃・十二指腸潰瘍を繰り返して再発する人に、その原因としてピロリ菌が関与しているかどうかを調べます。陽性と出ればピロリ菌の関与が濃厚になります。
また、最近の研究では胃がんの発生との関連も注目されており、陽性の場合はさらに検査をすることが望ましいでしょう。ただし、日本人の場合はピロリ菌の陽性率がほかの国に比べて高いので、あまり有効ではないという意見も多く聞かれます。

ピロリ菌検査はどのような検査か?

  • 呼気検査…尿素の入ったカプセルを服用する前と、服用後10〜20分に、吐く息を採取してそこに含まれる二酸化炭素の量を調べます。ピロリ菌が尿素をアンモニアに変えるときに二酸化他炭素が発生するので、ピロリ菌がいれば呼気に含まれる二酸化炭素の量が増えます。
  • 血液検査…血液を採取して、そこにピロリ菌に対抗する抗体が含まれているかどうかを調べる検査です。
  • 内視鏡検査…内視鏡で潰瘍を調べるとともに、胃粘膜も採取してピロリ菌を培養し、調べます。また、菌を尿素培地に入れ、作られるアンモニアを調べる検査や、菌の遺伝子を調べる検査も行なわれます。

検査結果の判定

  • 呼気検査…カプセル服用後に、二酸化炭素が増えていれば陽性です。
  • 血液検査…ピロリ菌の抗体が検出されれば陽性です。
  • 内視鏡検査…培養した菌が増殖したコロニー(菌のかたまり)が確認されれば陽性です。

異常があったらどうするか?
胃・十二指腸潰瘍を繰り返し、ピロリ菌が陽性であれば、抗生物質による除菌治療を行ないます。
また、併せてペプシノーゲン検査を行なうと、慢性胃炎や萎縮性胃炎の進行が判別できます。
陽性が確認されれば、胃がんの発生との関与も考えられますので、上部消化管内視鏡検査バリウム検査を受ける場合もあります。

異常な場合に疑われる病気
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、胃炎など

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