下部消化管内視鏡検査とは?

下部消化管内視鏡検査とは、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の粘膜に生じた病変を直接観察する検査です。同時に生検用の組織を採取したり、ポリープを切除したりすることもあります。

内視鏡でみる大腸の画像です

下部消化管内視鏡検査で何がわかるのか?
X線検査で大腸がんやポリープが疑われた部分を直接観察するとともに、生検のために組織を採取し、ポリープであればその場で切除します(ポリペクトミー)。潰瘍性大腸炎やクローン病の場合は、患部を直接観察して診断に役立てます。

下部消化管内視鏡検査はどのような検査か?
検査の前日の朝食から、3食とも、食べ物のかすが腸内に残らないような検査用の特別なスープを飲みます。
夜には下剤を飲んで腸の中をきれいにするため、夜中に何回かトイレにいく場合があります。夕食後は絶食となりますが、十分な水分補給は必要です。

検査当日は、朝から絶食します。病院で浣腸をしてもらい腸の中を空っぽの状態にしてから、検査着に着替えて、透視台の上に横になります。そして、腸の運動を一時的に止めるために注射をします。
肛門に麻酔剤の入った液体を塗り、内視鏡を肛門に挿入し、直腸、S状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸の順に大腸の粘膜の具合を詳しく観察していきます。
疑わしい場所は、生検のために組織を採取します。(検査時間はのべ40分程度です)

検査結果の判定
大腸がんは、粘膜にこぶ状の膨らみがみられ、出血をともなう場合があります。進行すると内腔が狭くなってしまいます。
ポリープの場合はいぼ状の茎のある突起がみられます。潰瘍性大腸炎は、粘膜に出血をともなう炎症が広がっていて、上皮のはがれたところに潰瘍がみられます。クローン病は大腸の粘膜に潰瘍が広がり、大腸壁に深い溝や穴がみられます。

異常があったらどうするか?
生検の結果、大腸がんがあることがわかれば、がんの大きさや広がりなどと合わせて検討し、治療方針が決められます。大腸ポリープはその場で切除することになりますが、繰り返し発生するので、年に一回は内視鏡検査を受けるようにします。
潰瘍性大腸炎やクローン病は、観察結果を参考にして治療方針が決められますので、それに従って治療を進めます。

異常な場合に疑われる病気
大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病など

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