多発性骨髄腫とは?

体を異物から守る免疫の抗体は、骨髄の形質細胞から作られますが、そこに腫瘍ができるのが多発性骨髄腫です。形質細胞の働きが低下するとともに、血液や尿中にMたんぱく(骨髄たん白)という特殊なたん白が多量に作られて、正常な血液を作る骨髄の働きが妨げられるようになります。
稀な病気ですが、50歳以上の高齢者によくみられます。

多発性骨髄腫の画像です

多発性骨髄腫の症状と経過
腰痛と背中の痛みが主な症状ですが、体重減少や皮下出血、動機、息切れなどの貧血症状、鼻や歯茎からの出血、肝臓や脾臓、リンパ節の腫れなどの症状も現れます。
進行した場合の特徴として、骨が溶かされやすくなるため、ちょっとしたことで骨折する場合があります。
完全な治癒は難しいのですが、適切な治療を行なえば、長期にわたり、普通の生活を送ることができます。

行なわれる検査と判定

  • RI検査(全身骨シンチグラフィー)
  • 尿検査
  • 血液一般検査
  • 出血傾向の検査
  • 骨量検査
  • 骨髄検査
  • 全身の骨のX線検査
  • 血液生化学検査(肝機能検査…GOT・GPT、LDH、ALP、尿素窒素)

多発性骨髄腫の判定のポイント
骨髄検査により骨髄中に10%異常の形質細胞が確認され、抹消血中に500/ml以上の形質細胞があり、さらに血液中にMたん白、高度の骨粗鬆症、多量の尿たん白などがあると、多発性骨髄腫と診断されます。また、全身骨シンチグラフィーによって疾患部位の判定も行なわれます。

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