胆道がんとは?

胆道がんとは胆汁の通り道である胆道のがんで、総肝胆や肝内胆管、総胆管に発生する胆管がんと、胆のうに発生する胆のうがんとがあります。
がん全体に占める割合は少ないですが、死亡者数はこの20年間で約2.0倍になっており、明らかな増加傾向にあります。理由としては、検査技術が進歩し、胆道がんの診断がつきやすくなった事がありますが、社会の高齢化も関係していると考えられています。

胆道がんは診断・治療ともに難しいがんのひとつですが、早期に見つかった場合の治癒率は徐々にではありますが、近年向上しています。

胆道がんの症状と経過
胆のうがんは、早期では特別な症状はなく、進行すると上腹部痛が、更に進むと黄疸、体重減少などが現れます。
ただ、胆のうがんで胆石を合併している人は、胆石が動いたときに、強い上腹部痛が起こったり、炎症を起こして発熱などの症状が現れる場合があります。

胆肝がんでは、がん特有の症状が現れるのは、がんがかなり進行してからです。
がんが大きくなって胆管が詰まったりすると、次のような症状が出てきます。

黄疸
がんが大きくなって胆管が詰まると、胆汁が十二指腸に流れなくなります。すると、胆汁の色素成分であるビリルビンが血液中に増加して、白目をはじめ、全身が黄色くなる症状が出ます。

白色便
胆汁中のビリルビンは黄色の色素ですが、腸内で食べ物と混ざると、茶色の便となって体外へ排出されます。ところが、がんによって胆管が閉塞し、十二指腸へ胆汁が流れないと、便にビリルビンが混ざらなくなるため、便が白くなります。

赤茶色の尿
十二指腸に流れない胆汁中のビリルビンは、血液に吸収されて、尿の中に排出されます。
そのため、尿にビリルビンが混ざって、赤茶色の尿が出るようになります。

強いかゆみ
黄疸が出ると、皮膚に激しいかゆみをともなうことがあります

行なわれる検査と判定

  • 胆管・胆のう造影検査
  • 腹部CT検査
  • 腹部超音波検査
  • 胆のう・胆道RI検査
  • PET
  • MRCP
  • 腫瘍マーカー(CA19-9)
  • 血液生化学検査(肝機能検査…GOT・GPT、LAP、γ-GTP、ALP)

胆道がんの判定のポイント
腫瘍マーカーCA19-9が異常値を示した場合は胆道がんの可能性があります。
進行期に症状が現れるため、早期発見は困難ですが、胆道系酵素のARP、γ-GTPLAPなどの値が早期に上昇します。そのため、血液検査などで異常が発見されると、腹部超音波検査、CT検査、ERCPなどの精密検査によって確定診断が行なわれます。

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