マンモグラフィーとは?

マンモグラフィー(乳房X線検査)とは、乳房の触診でしこりや皮膚のひきつれ見つかった時に、がんかどうか調べるために行なう検査です。乳房を機械に挟むようにしてX線を撮影します。
通常のX線検査の場合、骨などはきれいにとらえることができますが、柔らかい組織は苦手です。そこで弱いX線を使うことで、軟部組織の撮影が可能になります。

乳房X線検査

マンモグラフィーで何がわかるのか?
腫瘍の有無、大きさや形、石灰化の有無がわかります。乳がんの約半数は石灰化しますが、石灰化したものは、触診では発見できない5mmくらいの小さいものでも発見できます。

マンモグラフィーはどのような検査か?
検査着に着替え、ネックレス等の貴金属ははずします。
上半身裸になって乳房撮影装置の前に立ち、右の乳房を全体が写るように前に引っ張り、撮影装置の検査台にのせます。
乳房の厚みが4〜5cmになるように、乳房を圧迫筒で上下から圧迫します。そのため痛みを伴いますが、数秒間だけですので我慢しましょう。左の乳房も同様に撮影します。

正面像が終わったら、斜位の撮影をします。右の乳房の時は左上から乳房を圧迫、左の乳房の時は右上から圧迫します。
すべての検査は数分で終了し、X線の照射時間も2〜3秒程度ですので、体に影響はありません。
マンモグラフィーは左右の乳房の比較が重要ですので、必ず両方の乳房を撮影します。

検査結果の判定
病変があると、その部分が濃く見えたり、白い点が集まっている(石灰像)ように見えます。

異常があったらどうするか?
原則的にはマンモグラフィー所見(以下のリスト参照)でカテゴリー3以上あれば、超音波、CTなどの画像検査を行なうとともに、しこりの一部を採取して組織検査をし、診断を下します。

マンモグラフィー所見

  1. 異常はありません。
  2. 石灰化した線維腺腫、乳管拡張症による多発石灰化、乳房内リンパ節など、明らかに良性と診断できる所見がある。
  3. 良性の可能性が非常に高いが、悪性の可能性も否定できない場合(微細石灰化など)。超音波検査など追加検査が必要です。
  4. 悪性の疑いがあります。乳がんの典型的な形態であるとは断定できないが、悪性の可能性が高い病変で、針生検やマンモトーム生検などが必要です。
  5. ほぼ乳がんと思われる病変があり、悪性と判断されます。病理組織検査などを行ない、診断を確定します。

異常な場合に疑われる病気
乳がん、乳腺線維腺腫(良性腫瘍)、乳腺症

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