すい臓がんとは?

すい臓がんとは膵臓(すいぞう)に発生する悪性の腫瘍です。
膵臓は、腹部の奥にあるため早期発見が難しいうえ、近接する臓器に早期に浸潤するため、多くの場合は手術が困難です。
近年、発生数および死亡数ともに増加傾向にありますが、これは画像診断によって発見される機会、確率が上がってきているという側面も示しています。

腹部CTでみる膵臓がんの様子

すい臓がんの症状と経過
膵臓は頭部、体部、尾部にわけられ、発生部位によって多少症状が異なりますが、背部痛、上腹部痛、食欲低下、体重減少が一般的です。しかし、これらはすい臓がんでなくても現れる症状なので、これらの症状が出ているからといって、即、すい臓がんの発見に結びつくわけではありません。

がんのできた部位によっては、黄疸が出ることがあります。
膵臓の中を網の目のように走る膵管は、膵臓の中心を通る主膵管に繋がっています。そして、主膵管は、膵臓の頭部で胆管と合流して十二指腸に共通の出口(十二指腸乳頭)をもっています。
そのため、膵臓の頭部にがんができた場合は、胆管が閉塞して、胆汁の流れが妨げられる場合があります。このような状態になると、胆汁に含まれている色素が血液の中に入り、皮膚や白目が黄色くなるという黄疸の症状が現れます。
すい臓がんは早期発見が難しいがんですが、黄疸が出ることで早めに発見されることもあります。

行なわれる検査と判定

  • 腹部血管造影検査
  • MRCP
  • 内視鏡的逆行性胆管膵管造影法(ERCP)
  • CT検査
  • MRI検査
  • 腹部超音波検査
  • SPECT、PET
  • 血液生化学検査(ACP)
  • 腫瘍マーカー(CEA、CA19-9)

すい臓がんの判定のポイント
初期には症状が少ないため、腹部のCT検査、超音波検査によってしか発見ができません。
症状のある場合は進行がんのことが多く、手術も不可能の場合があります。
慢性膵炎と区別しにくい場合はCT検査、ERCP、膵管組織検査、血管造影検査が必要となります。
また、すい臓がんの診断にはCA19-9という腫瘍マーカーがよく使われます。
すい臓がんがある場合には高い数値になることが多いのですが、他の病気でも数値の上昇がみられることがあります。そのため、上記のほかの検査と組み合わせて確認する必要があります。

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