前立腺がんとは?

前立腺がんとは尿道を取り巻くような位置にある前立腺に発生する悪性腫瘍です。
前立腺は、男性特有の器官で、前立腺液を分泌します。この液は、精液の一部となり、精子の運動性を高める働きがあるといわれています。
しかし、前立腺が具体的にどのような働きをしているのか、まだよくわかっていません。

前立腺がん

泌尿器科で扱うがんでは、前立腺がんが最も多く発症します。
前立腺がんは欧米ではとても頻度の高いがんです。日本でも、社会の高齢化や食生活の欧米化に伴って、患者の数は増えています。
発がんの要因としては、加齢のほかに、ビタミンAの摂取不足、脂肪分のとり過ぎ、遺伝子の異常などがあげられています。

前立腺がんの症状と経過
前立腺がんは、何年もかかってゆっくりと進行するがんです。
自覚症状は早期のうちはほとんどありません。ある程度進行すると、尿が出にくくなったり、排尿の回数が多くなる(頻尿)、排尿後もすっきりしない(残尿感)、夜中に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)などといった症状が現れます。

ただし、こうした症状があるからといって、必ずしもがんとは限りません。
上記の症状の多くは、前立腺肥大症でも起こります。自覚症状だけで前立腺がんと前立腺肥大症を区別することはできません。
がんが進行すると、尿が出なくなったり、血尿や失禁などがみられるようになります、

前立腺肥大症が、がんに進行することはありませんが、前立腺肥大症にがんが併発することはあります。そのため、症状があるときは、泌尿器科を受診して、検査を受けましょう。

行なわれる検査と判定

  • 尿道・膀胱造影検査
  • 前立腺CT検査
  • MRI検査
  • 前立腺超音波検査
  • 尿検査(尿蛋白、尿潜血反応、尿沈査)
  • 血液生化学検査(ACP)
  • 腫瘍マーカー(PSA、γ-セミプロテイン、PAP)
  • 前立腺組織検査
  • 腹部X線検査
  • 直腸内触診

前立腺がんの判定のポイント
血液生化学検査や腫瘍マーカーPSAなどで前立腺のがんが疑われると、尿道・膀胱造影検査や前立腺の超音波検査、CT検査などの画像診断が行なわれます。
さらに直腸内触診で前立腺の大きさや硬さなどを確認すると共に、組織検査を行なって最終的に診断を確定します。

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