日本人の死因第一位は24年連続で「がん」:厚生労働省

昨年1年間の日本人の死因第1位はがん(悪性新生物)の32万5885人で、前年より約5500人増えて過去最高を更新したことが、厚生労働省がまとめた人口動態統計で明らかになった。全死亡数(108万4012人)に占める割合も30・1%に上り、ほぼ3人に1人が、がんで死亡している。

死因の2位は、心疾患の17万3026人(全死亡数の16%)、3位は脳卒中など脳血管疾患の13万2799人(同12・3%)、4位は肺炎の10万7210人(同9・9%)だった。

上位4疾患の順位は前年と変わらなかったが、死亡数はいずれも増加した。がんは、1947年以降、一貫して増加し、81年以降連続して死因トップになっている。脳血管疾患は前年の微減から微増に転じた。高齢者に多い肺炎を除くと、死因上位の疾患は、いずれも生活習慣病の影響が大きいことが指摘されている。

死因となったがんの部位別の分析では、1位は肺がんの6万2058人で、以下2位胃がん(5万306人)、3位大腸がん(4万827人)、4位肝臓がん(3万4260人)の順となっている。

人口動態統計
我が国では、出生・死亡・婚姻・離婚及び死産の5種類の「人口動態事象」について、人口動態統計が作成されています。
出生・死亡・婚姻及び離婚については「戸籍法」により、死産については、「死産の届出に関する規程(昭和21年9月30日厚生省令第42号)」によって、それぞれ市区町村長に届け出られます。

市区町村長は、これらの届書及び出生証明書・死亡診断書・死産証明書等の関係書類に基づいて、「人口動態調査票」を作成します。調査票は、公衆衛生活動の基礎資料として利用されるため、保健所長を経由して、都道府県知事に提出され、さらに厚生労働大臣に提出されます。

厚生労働省では、これらの調査票を集計して人口動態統計を作成しています。