がん関連用語集 か行

化学療法(かがくりょうほう)
化学物質(抗がん剤)を用いて、がん細胞を破壊する治療法。

顆粒球(かりゅうきゅう)
白血球の成分で、細胞のなかに殺菌作用のある成分を含んだ「顆粒」を持っています。好中球、好酸球、そして好塩基球の3種類に分けられます。

寛解(かんかい)
病変(がん)が縮小や消失する状態のこと。部分寛解と完全寛解があります。

完全寛解(かんぜんかんかい)
すべての病変(がん)が消失し、新たながんが出現していない状態が続いていること。

感染症(かんせんしょう)
微生物が体内に入り、共存することを「感染」と呼びます。ヒトの体には生来、無数の微生物がすみついていますが体に影響はありません。ところが、毒性の強い微生物が身体の中に進入し増殖した場合には、ヒトの身体に重大な症状を引き起こすことがあります。この状態を「感染症」といいます。また、免疫力の低下した状態では、毒性の弱い微生物でも感染症が起こりえます(=日和見感染症)。感染症の症状は、感染した微生物や臓器によってさまざまです。

眼底検査(がんていけんさ)
特殊な装置で眼底、つまり眼の奥を観察する検査。

がん登録(がんとうろく)
がん患者さんについて、診断、治療およびその後の転帰に関する情報を収集し、保管、整理、解析する仕組みのこと。 患者さんとその家族、主治医、医療機関に、何らかの危険・不利益が及ぶことがないように、従事する職員には厳密な守秘義務が課せられるなど、さまざまな安全保護対策が講じられています。

がん取扱い規約(がんとりあつかいきやく)
日本で編集されている規約で、がんを取り扱う臨床医や病理医に欠かせない基本的知識と約束事をまとめた小冊子。臓器別に国内の学会や研究会によって編集され、数年おきに改訂。病期分類には取り扱い規約分類を用いる部位もあります。現在は主要ながんについて、20を超える取扱規約が作成されています。

緩和ケア(かんわけあ)
がんに伴う体や心の問題を、単に病気に対する医療としてだけではなく、社会生活などまで含めて全体的に個々の患者さんを支えるという医療のあり方。

気管支鏡検査(きかんしきょうけんさ)
気管支鏡あるいはファイバースコープと呼ばれる特殊な内視鏡を鼻または口から入れて、喉から気管や気管支の中を観察する検査

QOL(きゅーおーえる)
quality of life の略で、治療を受ける患者さんの肉体的、精神的、社会的、経済的、すべてを含めた生活の質を意味しています。

胸腔鏡検査(きょうくうきょうけんさ)
胸に穴をあけて、そこから内視鏡を入れて、観察する検査。

局所療法(きょくしょりょうほう)
病変(がん)の部分に行われる治療。外科療法、放射線療法などがあります。

均てん化(がん医療の)(きんてんか)
均霑化(生物がひとしく雨露の恵みにうるおうように、の意)。全国どこでもがんの標準的な専門医療を受けられるよう、医療技術等の格差の是正を図ること。

血液(けつえき)
血管の中を流れて全身の細胞に酸素や栄養分を運ぶ重要な役割を担っています。赤血球、白血球、血小板などの血液細胞(血球)と、血漿(けっしょう)と呼ばれる液体成分があります。

血液検査(血算)(けつえきけんさ)
血液細胞の数を数え、その形(形態)を観察し、診断に役立てる検査のこと。最近では白血球、赤血球、血小板の大きさ、容積、数だけでなく、その形態も自動的に機械で判定することができるようになりましたが、詳細に形態の観察や白血球の割合を調べるためには、スライドガラスに血液を薄く塗った標本をつくり、その標本を染色して顕微鏡で観察します。しかし、これだけでは病気を診断することは難しく、いろいろな検査を組み合わせて診断を確定し、病態を評価します。

血管造影(けっかんぞうえい)
血管にカテーテルと呼ばれる細い管を入れて、その管から造影剤と呼ばれる薬を流しながらX線装置を使って撮影し、血管の形や血液の流れを調べる検査。

血算(血液検査)(けっさん)
血液細胞の数を数え、その形(形態)を観察し、診断に役立てる検査のこと。最近では白血球、赤血球、血小板の大きさ、容積、数だけでなく、その形態も自動的に機械で判定することができるようになりましたが、詳細に形態の観察や白血球の割合を調べるためには、スライドガラスに血液を薄く塗った標本をつくり、その標本を染色して顕微鏡で観察します。しかし、これだけでは病気を診断することは難しく、いろいろな検査を組み合わせて診断を確定し、病態を評価します。

血小板(けっしょうばん)
血液中の血液細胞の1種類であり、出血を止める役割があります。何らかの原因により血管が破れ、血液が流れ、出血することがあります。その場合、血小板が破れた部位に付着します(粘着反応)。 するとその血小板から仲間を呼ぶ物質が放出され(放出反応)、まわりの血小板がどんどん集まってきます(凝集反応)。その結果、血栓(かさぶたのようなもの)がつくられ、血液の流出が食い止められます。

血小板減少(けっしょうばんげんしょう)
抗がん剤や放射線による治療では、骨髄の血液細胞をつくる働きが低下し、骨髄抑制が起こり、血小板が減少し、その結果、出血が起こりやすくなります。極端に血小板が減少すると、血小板数が血液1μlあたり10万個以下になると出血しやすくなりますが、2万個未満になると、脳出血や消化管出血などの重篤な出血を起こす危険が増してきます。具体的に出血とは、体をほんの少しぶつける、あるいは皮膚を強くこするだけで皮下に出血する、鼻を強くかむと鼻血が出る、歯ブラシで強く歯肉をこすると出血する、かたい便をすると肛門から出血するなどの症状をいいます。血小板が著しく減少して出血の危険が高い場合に、予防的に血小板輸血が行われます。

血中濃度(けっちゅうのうど)
薬の血液中の濃度。

原発巣(げんぱつそう)
最初にがんが発生したその病変のこと。

抗がん剤(こうがんざい)
がん細胞の増殖を妨げたり、がん細胞の死滅を促したりする作用をもった薬。錠剤やカプセル剤といった内服薬(飲み薬)と、点滴のように血管へ直接投与する注射薬があります。

好中球(こうちゅうきゅう)
白血球の中の顆粒球の1種であり、白血球全体の約45〜75%を占め、強い貪食(どんしょく)能力を持ち、細菌や真菌感染から体を守る主要な防御機構となっています。

骨シンチグラフィー(こつしんちぐらふぃー)
弱い放射線を出す薬を注射し、骨の病変(骨転移)などを調べる検査。

骨髄(こつずい)
血液細胞(白血球、赤血球、血小板)をつくる「工場」です。すべての骨の中にあり、そこにはいろいろな成熟(成長)段階の血液細胞が認められます。骨髄には造血幹細胞と呼ばれるすべての血液細胞に成長でき、かつ自分自身も複製することができる“血液の種”のような細胞があり、この細胞からすべての血球がつくられます。また、充分に成熟した血液細胞(完成品)は、骨髄(工場)から血液中に流出していきますが、未熟な細胞は、通常、骨髄の外へ出て行きません。

骨髄検査(骨髄穿刺)(こつずいけんさ(こつずいせんし))
胸骨、もしくは腰にある腸骨に針を刺して、骨の中にある骨髄組織をとる検査です。穿刺吸引法(せんしきゅういんほう)と針生検法(はりせいけんほう)があります。穿刺吸引法は、胸骨もしくは腸骨から注射器で骨の中の骨髄組織を吸引する方法です。生検法では、腸骨に太めの針を刺し、骨髄組織を針の中に捉えて一部を採取します。採取した骨髄はスライドガラス上に薄く広げて染色した後、顕微鏡で観察します。これにより、造血機能や血液疾患の原因、さらに腫瘍細胞の有無などが明確になるため、血液疾患の診断や治療法の選択・治療効果の判定において重要な検査です。

骨髄穿刺(骨髄検査)(こつずいせんし)
胸骨、もしくは腰にある腸骨に針を刺して、骨の中にある骨髄組織をとる検査です。穿刺吸引法(せんしきゅういんほう)と針生検法(はりせいけんほう)があります。穿刺吸引法は、胸骨もしくは腸骨から注射器で骨の中の骨髄組織を吸引する方法です。生検法では、腸骨に太めの針を刺し、骨髄組織を針の中に捉えて一部を採取します。採取した骨髄はスライドガラス上に薄く広げて染色した後、顕微鏡で観察します。これにより、造血機能や血液疾患の原因、さらに腫瘍細胞の有無などが明確になるため、血液疾患の診断や治療法の選択・治療効果の判定において重要な検査です。

骨髄抑制(こつずいよくせい)
抗がん剤の副作用の1つで、血液細胞をつくる働きを低下させること。白血球が減ったり(白血球減少)、赤血球が減ったり(貧血)、血小板が減ったり(血小板減少)、また、それぞれに応じた症状が出現します。

5年相対生存率(ごねんそうたいせいぞんりつ)
あるがんと診断された場合に、治療でどのくらい生命を救えるかを示す指標。あるがんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体*で5年後に生存している人の割合に比べてどのくらい低いかで表します。100%に近いほど治療で生命を救えるがん、0%に近いほど治療で生命を救い難いがんであることを意味します。 *正確には、性別、生まれた年、および年齢の分布を同じくする日本人集団。

コルポスコープ診(こるぽすこーぷしん)
子宮の入り口(頸部)の粘膜の表面を拡大し、細かい部分を観察する検査。

根治手術(こんちしゅじゅつ)
完全に治すことを期待して行う手術のこと。