がん関連用語集 た行

対症療法(たいしょうりょうほう)
病気そのものに対する治療ではなく、病気に伴う症状をやわらげる治療。

多剤併用療法(たざいへいようりょうほう)
いくつかの抗がん剤を組み合わせて用いる治療。

多発がん(たはつがん)
同じ部位に、同じようながんが多発すること。腫瘍に数に関係なく、1つのがんと集計。

単球(たんきゅう)
白血球の成分の1種であり、白血球の3〜8%を占め、感染に対する防衛の開始に重要な細胞です。細菌などの異物を細胞内に取り込み、消化し、異物の一部を細胞表面に提示します(抗原提示)。これをT細胞が認識して、体の防衛が開始されます。単球は血管外の組織に移動すると、マクロファージ(大食細胞)と名前を変えます。

単純ヘルペスウイルスHF10治療
単純ヘルペスウイルスHF10を感染させて、がん細胞を攻撃する治療法。現在乳がんを中心に臨床試験中の治療法です。自然変異によって毒性の弱まったHF10ウイルスは、海外で治験中の遺伝子操作で作り上げたウイルスに比べ、がん細胞に対して攻撃力が維持される特徴を持っています。

地域がん登録(ちいきがんとうろく)
特定の地域に居住する住民に発生したすべてのがん患者さんを対象とするがん登録のこと。対象地域における各種がん統計値(罹患数・率、受療状況、生存率)の整備を第1の目的としています。対がん活動の一環として、現時点で日本では34道府県市で実施されています。

致命率(ちめいりつ)
ある病気と診断された人のうち、その病気で死亡した人の割合。致命率が高い病気ほど命にかかわる病気だということになります。

超音波検査(エコー検査)(ちょうおんぱけんさ(えこーけんさ))
超音波を体の表面に当て、その超音波が体の中で反射する様子により、体の断面をみる検査。

直腸診(ちょくちょうしん)
肛門から直腸へ指を入れて、診察をする方法。

TNM分類(てぃーえぬえむぶんるい)
治療をする際の目安とするために、そのがんがどれくらい進んだものか(病期)でがんを分類する方法。「TNM分類」の「T」というのは原発のがんの広がり(深達度など)を、「N」はがん細胞のリンパ節への転移の有無と広がり、「M」は原発から離れた臓器への遠隔転移を意味します。

テストステロン(てすとすてろん)
主に精巣でつくられる男性ホルモン。前立腺がん対して、がん細胞を増殖させる性質があります。

テロメライシン(てろめらいしん)
ヒトアデノウイルスを用いた制限増殖型の腫瘍殺傷ウイルス製剤。ヒトアデノウイルス5型のE1領域にテロメラーゼプロモーターを組み込んでいるため、テロメラーゼ活性が上昇している癌細胞で特異的に増殖し、癌細胞を壊死させることが特徴。

転移(てんい)
がん細胞が血管やリンパ管を介して、身体のあちこちに飛び火すること。