テロメライシンの国内臨床研究が計画中

米国での臨床試験入りが決まった腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン」(開発コード:OBP-301)について、岡山大学遺伝子・細胞治療センター副センター長の藤原俊義氏が、消化器がんや中皮腫などを対象に臨床研究を行う計画を進めている。テロメライシンを開発するオンコリスバイオファーマ代表取締役社長の浦田泰生氏がこのほど明らかにしたものだ。

テロメライシンは、ヒトアデノウイルス5型のE1領域にテロメラーゼプロモーターを組み込んだ腫瘍殺傷ウイルス製剤。テロメラーゼ活性が高まっているがん細胞の中で特異的に増殖して癌細胞を殺すが、正常細胞中での増殖能力は弱く、細胞毒性を示さないのが大きな特色。

オンコリスバイオファーマは、8月25日、米国食品医薬品局からテロメライシンのフェーズ1臨床試験を開始する許可を獲得したと発表している。フェーズ1試験は、米Mary Crowly Medical Research Centerで各種固形がん患者の中でも既存の治療法では効果が得られず、他に有効な治療の選択肢のない患者を対象に行われる。2006年10月までに開始され、2007年末までに終了する予定。

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