テロメライシンの動物実験

前回はテロメライシンの細胞実験を見ていただきましたが、今回は次の段階である動物実験の映像を解説していきます。
細胞実験では『がん細胞の中でのみ増殖し、普通の細胞では増殖せずに自然消滅する→今までの抗がん剤と違って副作用の影響がほとんどない。』と結論付けられましたが、動物ではいったいどうなるのでしょうか?

実験用のマウス

用意されたのは背中に人間のがん細胞を移植された実験用のネズミです。大きく膨れた部分(=がん)に直接、注射でテロメライシンを注入します。そして、15日後の経過を見てみると…

15日後の様子

患部中央に茶色くくぼんだ箇所が見受けられます。これはテロメライシンの効果でがん細胞が崩れ、壊死していることを意味しています。30日後には突起部分がほとんどなくなりました。そして45日後に驚くべき変化が・・・

45日後の様子

がん細胞が完全に破壊された後に皮膚が蘇ってきたのです。これは、正常な細胞(=がんではない)にはテロメライシンが影響を及ぼしておらず、自然治癒で皮膚が再生しているということです。

60日後の様子

そして、注入から60日後のマウスの背中です。もはや、がんだった形跡はどこにも見受けられません。この間、マウスの活動において副作用と思われる症状はほとんど認められませんでした。
こうしてテロメライシンは生きた動物においても、がん細胞だけを破壊し、副作用をほとんどもたらさないことが確認されたのです。

次回は、テロメライシンの人への治験(前編)を見ていきたいと思います。

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