「テロメライシン」がアメリカで臨床試験へ

オンコリスバイオファーマは、癌細胞だけを狙う打ちして壊死させる新しいウイルス「テロメライシン」の臨床試験を開始すると発表しました。既存の治療では効果がなかったがんの患者さんを対象に米国でフェーズ1に着手、2007年末までに終える計画です。

テロメライシンはヒトアデノウイルスを用いた制限増殖型の腫瘍殺傷ウイルス製剤です。がんと不老長寿にはテロメラーゼという酵素が関与していますが、「テロメライシン」は、ヒトアデノウイルス5型にテロメラーゼプロモーターを組み込んでいるため、テロメラーゼ活性が上昇しているがん細胞で特異的に増殖し、がん細胞だけを壊死させることが特徴です。

マウスでの実験では、移植・増殖したヒト結腸癌細胞がテロメライシンの投与から15日後に壊死したことが確認されています。それら前臨床試験を踏まえ、3月にFDA(日本の厚生労働省に該当)に治験実施のための申請を行い、8月25日に了承が得られました。臨床試験は、がんの患者さんの中でも既存の治療法では効果が得られず、他に有効な治療の選択肢のない患者を対象に行われる予定です。

アメリカで行なわれた治験(世界初)の模様は下のリンク先で紹介しています。内容は2007年1月に放送されたテレビ朝日「たけしの本当は怖い家庭の医学SP」のダイジェストとなっております。

関連記事:テロメライシンの人への治験について

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。